小規模なライブにこれから行こうとしている人は不安があるかもしれないけれど、正直とっても楽しいんですよ!
既にライブハウスに通いまくっている人やバンド・アイドルの追っかけをしている人はわかるわかる~って思うようなことですが、小規模なライブに行く楽しさをまとめました。
20代前半から後半にかけて、私は週1くらいの頻度で小さめのライブハウスに行っていました。
観に行ったライブ数が年間100本を越える年もありました。
なぜそんなにライブ数が多くなったかというと、メジャーデビューをしたアーティストだけでなく、インディーズで活動しているアーティストを観に行く回数が増えたことが一番の原因です。
無名のバンド・地下アイドル・駆け出しのシンガー・ダンスユニットなど色々応援する趣味があったので、様々な地方のキャパ300~500前後くらいのライブハウスには良く行ったものです。
満員のワンマンライブもあれば、お客さんの数10人以下の寂しいイベントもありました。
最近では大規模なライブへ年1~2回行くレベルに減って落ち着いたのですが、どうして小規模なライブに通うことにハマったのか書いていきたいと思います。
なぜ小規模なライブに行くことになったのか
それは、大物アーティストを見に行った時のことです。
事務所の後輩や若手、新人アーティストなどがオープニングアクト(前座)で出演していました。
同じジャンルだった為か曲調も好みだったので、新人や若手アーティストのCDを購入したり、その若手の出演するイベントをチェックしたら小規模なライブに行き着いたというわけです。
大型フェスでも同様のことがありました。
有名どころのアーティストだけでなく、駆け出しのアーティストを知ることができて得した気分でした。
なので、私の場合は大規模なライブからだんだん規模の小さい・動員数の少ないライブへとシフトしていったことがきっかけになります。
人によっては、知人や友人、先輩や後輩がバンドなど音楽活動をしていたことがきっかけで小規模なライブを観に行くことになったケースもありますね。
どうして小規模なライブにハマったのか
ライブにハマったのは「距離感」と「日程の間隔」が原因だと感じます。
「距離感」に関しては、小さめのライブハウスで、バンドのメンバーや出演アーティストさんたちを近距離で大迫力で見ることが出来たことがまず第一に嬉しかったです。
「日程の間隔」に関しては、出演イベント数が多いアーティストを一か月のうちに複数回観ることができたから、ますます好きになってもっとたくさんライブに行くようになったわけです。
メジャーデビューをしたアーティストだと年に1回くらいしかライブツアーをしない人たちもいますが、インディーズのアーティストの中には結構な頻度でライブをする人たちがいます。
また、小・中規模のアーティストさんあるあるですが、代表曲や人気曲はライブで毎回聞ける率が高いのです。
好きな曲でファン全体が盛り上がって最高に楽しかったことが、ライブに行く回数の増加に拍車をかけていきました。
時にはギターさんの投げてくれたピックをゲットできたり、アーティストご本人からCD・グッズを買ったりサインをもらえたりなんてことも嬉しかったです。
ファン同士の絆
これまで私は大規模なフェスや大物アーティストのライブには家族や友人と参戦していました。
ところがどっこい、小・中規模のライブハウスでライブ仲間というかファン友だちができました。
ファンの人がモッシュで転びそうになったとき助けてくれたこともあります。
ファンの人がファンとアーティストと集合写真一緒に撮ろうって誘ってくれたことがあります。。
別アーティストのファンが、私の好きなアーティストさんの曲やライブを褒めたりファンになってくれたりしたこともあります。
ライブ前にファン同士でカラオケに行ってライブでやりそうな曲の予習と称してワイワイ踊ったのも良い思い出です。
ライブ後にファン同士で居酒屋に行ってライブの良かったところを話し合い盛り上がったこともあります。
ライブの日にファン同士で他にオススメなアーティストのCDやグッズをあげたりもらったり物々交換したこともすごく嬉しかったです。
ファンの人に仲良くしてもらえなかったこともある
私は小規模ライブに通い始めた頃、ライブに行って純粋に音を楽しみ、いつも特に誰とも話さずサクッと帰宅していました。
小規模ライブハウスでは普通にアーティスト本人がフロアやバーカウンターやエントランスなどの場所をうろうろしていて、自分のすごく近くを通ったりすれ違ったりしたのでビックリしてしまいました。
それまで大きなコンサートホールや野外フェスに行っていた自分は、アーティスト本人を間近で見たことがなかったのです。
アルバイト先では笑顔で接客できるのに、都会の夜のライブハウスはなんだか怖くていつも少し緊張していました(笑)
私は物販にアーティスト本人よりスタッフがいてほしいタイプのファンなので、バンドのスタッフから会場限定CDを買えた時はすごくホッとしたものです。
そしてライブ後は大人しく帰り、SNSでライブの感想を書いて投稿するだけ。
小規模なライブハウスの醍醐味である、アーティスト本人やファンの人たちと話したりすること、ライブに通い始めた最初の頃は全くしませんでした。
とあるバンドマンがライブに来てくれたファンのAさん・Bさんと会場でたくさんしゃべっていた時のことです。
バンドマン的にはファンのAさんやBさんとは充分話したから、同じくライブ来てくれたのに会場で一言も交わさなかったし顔も合わさなかったファンである私にだけSNSで「今日のライブもありがとな」と返事をくれました。
私は「なんて律儀な人や!」と驚き半分、嬉しさ半分でした。
ところが、どうやらこの時のことは、事情がわかっていないファンのAさんとBさんを怒らせる原因となったようです。
気持ちもわかります、「なんでアイツだけ返事もらってるのよ!」と思ったんでしょうね。
そして次のライブで、ファンのAさんとBさんが私の顔を見るなりササッと距離を取った。
すごくショックでした。
私としては、もう少し勇気があれば、同じファンであるAさんBさんに声を掛けてバンドマンじゃなくてファンの人と仲良くしたかったです。
まぁ、ファンの中にはファンの人と話す時間は要らなくて「アーティスト本人としゃべる時間の方が大事!」な人もいるので、ファン同士仲良くできるとも限らないけどね。
こんな感じでちょっと悲しい出来事もありましたが、大半は音楽好きが集まっている空間がライブハウスなので、好きな音楽でつながってファン仲間やライブ友達が増えることもありますのでご安心ください!
バンドやアイドルの推しメンについて
複数人メンバーがいるバンドやアイドルユニットを好きになった時、特にこのメンバーが好き!と思うことありませんか?
好きなメンバーのことを推しメンと称するのですが、小規模なライブに通いまくった結果、推しメンと色々な思い出ができました。
具体的には下記の通りです。
推しメンが顔と名前を覚えてくれた!
推しメンがライブハウスのフロアやライブハウス周辺のお店で遭遇した時に声を掛けてくれた!
推しメンにお菓子もらったり使用済みゲストパスをもらった(くれって言ってないけどくれた)!
好きなアーティストさんが誕生日おめでとうって言ってくれた!
アイドルの推しメンにライブ中、目を見て、指をさされた!
チェキに名前を書いてくれる!
ファン側(私)が女なので女性アイドルさんが近距離でチェキを撮ってくれる!
好きなアーティストさんからSNSで返事もらった!
差し入れをブログに載せてくれた!
差し入れを喜んでくれて「大事にしまってくるね!」とか「その場で食べます!」とか「出番前に食べます!」とか言ってくれた!
こんな感じで、推しメンがますます好きになってしまうような出来事がたくさんありました。
これじゃ、ライブ行く回数減らせないよ・・・!
私が小規模ライブで気を付けていたこと
推しメンに浮かれがちな私でしたが、モラルとマナーは気を付けていました。
私が小規模ライブで気を付けていたのは以下の通りです。
入り待ち・出待ちをしない!
貴重品や手荷物はコインロッカーに預ける!
CDやDVDなど音源リリースされたタイミングや新グッズが販売された時だけ物販に行く!
打ち上げには行かない!
新規のファンが来たらアーティストと話すのをやめて順番を譲る!
新規のファンがチケット予約や音源の買い方、曲のノリ方などで不安そうにしていたら手を差し伸べる!
好きなアーティストの仲間のアーティストや同じイベントの他の出演者のライブもノリノリで聞く!
ライブハウスのフロアでメンバーを見かけてもこちらから声を掛けない!
ライブハウス付近のお店でメンバーを見かけてもそっとしておく!
SNSでライブや新曲の感想をどんどん投稿する!
(SNSの投稿は宣伝になるし、ご本人やスタッフさんからツイッターのリツイートやリプライなどの反応ある場合もある!)
良い曲・良いライブをつくってくれてありがとうという感謝の念をいつも忘れない!
これらのことを守って、良いファンでいようと気を付けていました。
20代だった私は仕事もバリバリこなしてライブもガンガン行って、ファン同士仲良くなったり、ライブで明日も頑張ろうと思えたり、すごく楽しい日々を送っていました。
現在の私:大規模なライブを年に1~2回・無料ライブは時々
さてさて、家庭を持ったことや30代にさしかかったことが理由からか、最近ではドームや巨大コンサートホールなどの大きな会場でのライブを年に数回行くぐらいの頻度にライブ本数が減りました。
確実に言えることは、「小規模なライブは楽しいぞ!」ということと「ライブは行けるうちにたくさん行っておけ!」ということです。
好きなアーティストが解散したり活動休止したり、推しメンが脱退や卒業するなど、もう二度と観れないライブがあるからです。
実際に「あのライブ、行かなきゃ良かった・・・」と思うことは少なくて、圧倒的に「行って良かった」や「行っとけば良かった」と思うことのほうが多いはずです。
たくさんライブに行って音楽を楽しみましょう!